2006-11-08

2006「ハローフィッシング」実施報告書

10月7日土曜日、前日の怪しい空模様と風を心配しつつ、三篠小学校東門に集合した子供たちは、保護者と共に2台のマイクロバスに乗り込みました。
現地までは、釣り教本での講義、ロープを使っての糸の結節、ハリの結び方を指導しました。今回も、低学年児童同伴を認め保護者同伴20組を条件に、4年生5年生6年生全員に案内を配布したらところ、応募者が多く用意したマイクロバスの定員がオーバーしてしまいました。仕方なく、昨年参加し今年も応募してくれた家族6名にお願いし、自家用車で追走してもらう事にしました。しかし、お断りした家族も多数あったそうです。

釣り場管理者の伊藤さん釣りインストラクターの中木さん講義を聞く子どもたち

 現地に到着後、釣り場の管理者の伊藤さんの歓迎の挨拶があり、続いて、釣インストラクター中木さんからのイクラ・ミミズのえさの付け方の指導後、実際の釣りを見てもらいました。エサを付け、軽く投げ込んでウキがなじみ、ウキがユラユラと沈んだ瞬間鋭く手首を返し、竿を立てるように指導しました。次に、取り込みの引き抜きとハリの外し方を指導した後、4年生から順番に竿とエサを渡し釣り場に向かわせました。

釣り真最中釣り真最中あら?木が釣れた
 毎回の事ですが、まったくの初心者ばかり。保護者自身釣りをした事もないし、ましてや、ミミズなどを触った事も無い方々ばかり。「イクラで釣りづらくなったらミミズで釣れますよ」の指導員からのアドバイスに、子供たちの手前、清水の舞台から飛び降りたつもりでミミズを指で掴みハリに刺しているお母さんもいました。しかし、それも徐々に慣れ、最後には平気で掴むようになっていました。

181007yiyiyoyyayyoy-005.jpgうまそ?手作りの山賊むすび
 さて昼食には、手造りの山賊むすびと、釣り上げた魚を焼いて食べてもらうのですが、70人分の料理は大変です。釣り上げた魚を途中回収し、壺抜きして竹串を刺し、飾り塩を付けて炭火で焼く作業、前日鮭を焼いて解した身や、子持ち昆布、高菜、タクワンをタッパに分けて並べる作業、7升のご飯は、釣り堀の方にお願いしました。午前中の実釣が終わり、今度は、昼食です。一人一人に皿と海苔を渡し、今度は、自分で山賊むすび造りです。児童には、串を外した焼き魚を渡し、保護者には、ダイナミックに串の付いたまま食べてもらいました。

優勝した梶田裕一君準優勝第3位
 食後は、小さな釣り大会を行いました。一匹長寸で順位を決め、優勝は梶田裕一君で25.1cmのニジマスを釣り上げました。2位が24.1cm、3位が2名23.5cmでした。
 残りの頑張った児童全員には、タオルの参加賞とサンラインから頂いた渓流糸0.3号をプレゼントしました。

アマゴ稚魚の放流アマゴ稚魚の放流ゴミ拾い

釣り教室を終了後、今度はマイクロバスに乗って上流の禁漁区まで行き、バケツに入れたアマゴの稚魚を丁寧に放流し、帰り道の道すがら自然界に無いものを各自ゴミ袋に入れ持ち帰りました。

参加者の皆さんで記念写真 今回、釣りインストラクターの方々以外に、私の釣り仲間にも協力してもらい、無事「ハローフィッシング」が出来た事に感謝します。また、毎年お世話になっています七瀬川渓流釣り場の方々にも美味しい新米のご飯や、釣り易いように池に沢山の魚を入れて頂き、全員が釣り上げる事が出来ました。心から感謝いたします。
 将来、参加された児童の中で、〇〇名人と言われるような釣師が誕生してくれたらと、願っております。

㈶日本釣振興会広島県支部長 太田博文

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