日時 令和6年10月19日(土) 9:00~12:30
場所 広島市三篠公民館 3F教室&4F講堂
参加者 子ども14名、大人10名、公民館2名(九國、吉田)、JOFI広島6名
主催 公益財団法人 広島市文化財団 三篠公民館
協力 広島県釣りインストラクター連絡機構、公益財団法人 日本釣振興会広島県支部
講師 太田氏、平田氏、中木氏、三角氏、富樫氏、倉本氏
内容
前日の天気予報で当日は一日中雨と風と雷の予報が報じられ三篠公民館・久國氏と相談の上、ハゼ釣りの実釣を中止し、公民館内で釣りの座学に変更することに決定、参加者に連絡を取った。
午前8時、三篠公民館に講義で使用する釣具【竿、リール、救命胴衣、浮環、延べ竿、団子エサ、ハリ、サルカン、オモリ各種、ライン、ロープ、指導用の大型ハリなど】使うとか使わないとかは別として講義で話す釣具を見せて触らせてという体験のため多くの教材を用意した。
開始前には9組の家族がテーブルに着き、はじめに三篠公民館の久國氏より挨拶、次に講師の公認釣りインストラクターの紹介があった。
講義では、あちこちの釣り場が閉鎖される事態になっておりその理由として、簡単な法律と釣りマナーを説明した。次に安全について、救命胴衣が大切な命を守るアイテムであることを説明し、実際に2名の児童に救命胴衣を着せ、股紐を装着しないと落下時に救命胴衣が脱げてしまうことを見せた。浮環の説明や、釣りの際は前後左右を確認して竿を振ること。確認を怠るとハゼ釣り大会の際に目の横にハリが刺さり青虫が垂れ下がっていた実例を話した。
話ばかりだと子どもたちも飽きるので、休憩を挟み竿にリールを装着、ラインをガイドに通し竿を伸ばす際は、ガイドを上にして穂先から伸ばす。次にリールを持つ際は、必ずリールと竿を一緒に持つ理由を説明した。次にハリ結びの外掛け結びを、大きなハリとロープを使って指導、各自トライしてもらった。ラインの結束では次のサルカン結びの際に役に立つユニノットを使い電車結びを指導。サルカン結びのユニノットがすぐにできた。その間、公認釣りインストラクターが各机を回り指導、とてもわかりやすかったと思われる。
休憩を挟み、釣りの六物【竿、糸、ハリ、オモリ、ウキ、餌、(リール)現在は七物かと思う】を竹竿の文化、糸の種類、ハリの各部の名称、各種オモリ、ウキはドングリウキから棒ウキ、プラスチック製の大きなウキ、また繊細に作られたヘラウキは、手に取って見てもらった。餌について、青虫(マムシ・イソメ)の名前の由来は、はじめは汽水域で採取販売していたが、需要が高まり韓国から輸入していた頃の色から青虫と呼ばれ、現在は中国から輸入されておりやや赤ぽいのに従来の呼び名がそのまま使われていること、魚の呼び名で、サカナとウオの違いなど、講義が堅苦しくならないよう説明に盛り込んだ。
述べ竿の振り方を覚えてもらうため、述べ竿にラインを付け、その糸の先にウキを付けて、紙コップの中に入れるゲーム方式を取り入れた。ただ、先にラインを切って装着した結果、竿の手尻にウキがないので実際に振り込んだ際、非常に難しいゲームとなった、子どもたちにはそれなりに受けていた様子だった。
次回は、釣り場と同じ感覚で仕掛けをつくり、指導できるようにするという課題が残った。
ちなみに大型紙コップを4個まとめてやると、そこそこできるようになった。バケツやタライも用意したが、難しい方を挑戦する子どもが多かった思われる。
報告者:太田博文
投稿者: jofi/太田川放水路でハゼ釣りに挑戦! はコメントを受け付けていません。