カテゴリ「資格取得について」の一覧

IMGP2138

IMGP2144

IMGP2149

12月5日(土)~6日(日)に山口県周南市で開催された公認釣りインストラクターの講習会に、JOFI広島より佐々木会長をはじめ太田副会長、中木氏、柳原氏、そしてサーフより小池勝氏の五名が講師として招聘された。柳原氏は周防大島出身でJOFI山口にも在籍、このたびはじめて山口県で資格試験が開催されるにあたりご尽力された。

一日目、午前9時よりJOFI山口・岡村会長から挨拶があり講義がはじまった。参加者は18名で,地元の山口県をはじめ広島県、遠くは熊本県からも受講者があった。

1時限目の一般教養、釣り文化・歴史・釣具の知識を柳原氏(JOFI山口)が担当、2時限目は釣り理論と技術・環境部門の海水・投げ釣り・堤防釣りを小池氏が担当、3時限目釣り理論と技術・環境部門の淡水・流水の釣りを太田氏(JOFI広島)が担当した。
4・5時限目の漁業関係法令は、山口県水産振興課・向井氏が担当した。6時限目は、釣り理論と技術・環境部門の海水・船釣りを佐々木会長(JOFI広島)が担当した。7時限目は、釣り理論と技術・環境部門の淡水・止水の釣りを再度太田氏が担当した。

二日目、1時限目は、安全教育で釣りの事故防止対策・気象・海象を徳山海上保安警備救難課の職員が担当、2時限目釣り理論と技術・環境部門のルアー・フライの釣りを中木氏(JOFI広島)が担当、実際の竿リールを使い講義があった。3時限目は、山口県釣り団体協議会の玉木氏から釣り理論と技術・環境部門の海水・磯釣りの講義があった。

昼食休憩前に岡村会長より公認釣りインストラクターの心得と資格試験について説明があった。小論文は、「釣り場の環境」「公認釣りインストラクターとしてどのように指導するか」のいずれかを原稿用紙2枚、面接後、実技は針結びかライン結束のどちらかを選択するようにと説明があった。午後からの資格試験は、○×試験と小論文、面接、実技試験があり、終了次第解散となった。

10年前に広島市で開催された公認釣りインストラクター講習会および資格試験では講師と試験監督として担当し、このたび二度目のお役目となった。前回は釣りを教えるという技術が未熟であったが、故岡田会長(JOFI広島)の後を引き継いで専門学校において釣り全般を教える機会をいただいたことにより、短い時間でも簡潔に講義することができた。
また、このたび用意された資料は、法令関係を除き以前のものとほぼ見直しがなく、内容についても地域に密着したものでもなく、関東圏を中心とした内容が多かったように感じた。

釣りと自然環境は、日々刻々と変化しており、それにあわせた講義やテキストでなければなりません。内容の不足分は講師が補わなくてはならず、今後も講習会費を徴収するのであれば、毎年資料の見直しをするべきです。今後は一般社団法人全日本釣り団体協議会に善処を望みます。

報告者:太田博文氏

公認釣りインストラクター(釣り指導員)とは

平成4年から水産庁の助成金を得てはじまりました。

年間延ベ4,800万人(平成13年度漁業センサス)に達する釣り人に、健全なレクリエーションとして、あるいはエコロジカルスポーツとしての釣りと、釣り場をとりまく水産資源の保護、自然環境保全の知識を普及させ、釣り技術と合わせ、釣り場での安全確保、釣り場でのルールマナーなどの指導をおこなうことを目的とした、ボランテイア活動のための公的資格です。

釣りインストラクターの資格認定は、事業の主体である(社)全日本釣り団体協議会 インストラクター審査委員会が行います。