2006-11-08

周防灘東部は魚種豊富な季節を迎える
釣り交流会…秋チヌ出現!

周防灘東部は魚種豊富な季節を迎える!やっと引きが最も強くなった秋チヌ出現!!

海に本当の秋はいつやってくる?晩秋11月を迎えても磯は水温も高くエサ盗りもいっぱいで夏磯の延長が続く。「釣りというものの本当のあり方」知ってもらいたいというJOFI広島のボランティアーの合間を縫ってメンバー各ジャンルの釣り交流会を開催する。

筆者は最後にルアーマンの濱田さんと「長島・一ツ石」裏に渡礁する。まずは朝のジアイは攻めの釣りができグレ釣りに通じるエギングと決め込む。初秋からのサイトフィシングでの学習が基本となり、そこからの基本テクニックが今回のエギングへの応用となる。

エギはイカを釣るためのルアーだが、ときに釣り人のセンサーにもなる。潮流やウネリのリズムを感じ、カウントダウンで水深も把握していく。そんな多くの情報の一つにアタリがある。シャクリがマキエ、フォールがサシエの動きとばかりエギをフォールさせ「寄る」から「抱く」にスイッチを切り替えさせていく。と、いきなりロッドごと「グイッ!!」と引っ張られる。この秋一番の大物胴長20cmオーバー。「ボナジェット・イカ」の効果かエギをしっかり抱いている。続いてお土産を3枚ゲットしたところで本番のフカセ釣り開始。

いよいよチヌ釣り。チヌ釣りでは一番面白い時期を迎えている。冬に向かって落ちに入っていくので食い気は抜群。が、まだ夏潮の延長。エサ盗みを突破してチヌまでエサを届けることができるか。マキエワークでチヌを浮かせ、活性を高めエサ盗りを蹴散らさせるかが今回のテーマ。仕掛けは安定性重視の「競V2」をオモリ、クッション、潮受け、目印の機能が一つになった「メタルクッション」を「全遊動マーカー」を目印(ウキ止メ)にした半遊動仕掛けとする。マキエは潮の流れが見やすい「V!0白チヌ」と強力な集魚力でチヌを寄せる「チヌパワースペシャルMP」を配合エサにして練る。そのマキエを打ちながらチヌポイントを探っていく。そのポイントに、「海ハリス」を2ヒロとし、ウキから1ヒロ上に「全遊動マーカー」をセットした仕掛けを投入し、竿二本ほど沖まで2ヒロのタナで送る。

少し竿を上げて仕掛けを送り込み、目印をウキの半ヒロほど上まで落とし込む。そして、また送り込んでいき、目印がウキに届くまで沈める。ジワーと「ナノテック磯」を張ると、ウキは海面下に押さえ込まれる。この状態でさらに仕掛けを送り込むと約3ヒロ半ほどまで攻めることができる。アタリが出なければ目印を海面上半ヒロ程度まで引き上げ、また沈めていく。

次の瞬間、暴れん坊の秋チヌはガツーンと竿に乗る。まるでグレのように方向転換する引き。本当の強くて激しい引きと今シーズン初の40cmオーバーチヌの手応えを堪能する。本日のみなさんのクーラーにはアジ、グレ、チヌ、マダイ、ヤズなど魚種豊富なお土産が収まっていた。

【釣行日】11月4日(土)。大潮(満潮/07:33,干潮/13:40)<徳山港>。【渡船】手島フィシング(0820-23-1934)、「ASUKA」手島武彦船長(090-3638-0905)。料金:4,000円(鼻繰瀬戸周り)。【文責】広島県釣りインストラクター連絡機構・岡田敏孝。

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