2020-07-06

マコガレイ稚魚放流


日時 令和2年7月3日(金)

場所 江田島市ヒューマンビーチ長瀬海水浴場

参加者
江田島市立中町小学校5年生26名と教職員3名
江田島市役所より土手副市長、水産課泊野部長、農林水産課6名
近隣の幼児4名と保護者4名、スタッフ11名、計56名

下松栽培漁業センター 福井誠氏

役員 太田氏、佐々木氏、中木氏、冨樫氏、平田氏、村上氏、三角氏、和田氏

中国地区支部顧問・平口洋氏代理平口さとみ夫人、秘書1名


梅雨前線が北上し、曇りから雨になる予報の中、7時30分広島港発三高港行きフェリーが到着。港の駐車場に一台止め、車両を減らし乗船。下松市栽培漁業センターのトラックもギリギリ間に合い一緒に行くことができた。放流会場は、江田島湾の一番奥、ヒューマンビーチ長瀬海水浴場。遠浅で近くには牡蠣の養殖いかだが密集し、底引き網漁船が近づけない、魚が無事に大きく育つ環境の好立地。また、広島市を流れる太田川の真水が流れ込み、適度の塩分濃度で魚の味が格別に美味くなるといわれている海域。


8時20分現地着。駐車場が工事中のため、別の入口前に(公財)日釣振の幟を立て放流場所を広報。稚魚放流横断幕の準備から救命胴衣、ゴミ袋、軍手、JOFI広島が新たに購入した火箸等々を手分けし準備した。9時江田島市役所職員が到着し、テント2張り、マイクスタンドやスピーカーの設置など会場の設営に尽力していただいた。予定より早く9時30分過ぎに中町小学校の生徒が到着。すでに平口先生代理でさとみ夫人が到着されており、雨が降る前に土手副市長が到着次第、開始することにした。それまで、救命胴衣の装着方法の説明、夏休み前の釣り場の安全講習を冨樫役員が行った。


開会式の司会は太田役員が担当し、平口洋顧問代理のさとみ夫人にご挨拶をいただいた。その後土手副市長の挨拶では「釣り番組で江田島湾のマコガレイ釣りが紹介されるようになった」ことなど放流事業の成果報告があった。次に下松市栽培漁業センターの福井職員によるマコガレイの生態説明。


バケツに海水を入れマコガレイの稚魚を小分けにした。近隣の親子も参加したので、タライに稚魚を入れ、生きた魚を触って体感してもらった。なかなか触れなかったが、徐々に触ることができるようになった。慣れたころに小さなバケツに稚魚を入れ放流体験。生徒たちも放流した稚魚が沖に向かって泳がない魚を優しく沖に向け導いていた。放流終了後10分休憩。その後、海浜清掃を30分行った。流れ着いた自然ゴミが多く、ゴミの中に釣具は見受けられなかった。収集したゴミは、全て江田島市により分別処理してもらった。生徒が装着した救命胴衣を回収した後、太田役員より放流事業終了の挨拶をして終了した。


雨天の予報で心配していたが、放流中は雨もほとんど降らず、気持ちよい潮風で気温も上がらず良かった。江田島市から稚魚放流の継続のお願いもあり「放流予算次第で努力します」と返答して三髙港へ向かった。

報告者:太田博文氏

コメントは許可されていません。