2019-07-22

宇佐川鮎釣り教室


日程:令和元年6月9日(日)8:00~17:00

場所:宇佐川(玖北漁協管内)

主催:(公財)日本釣振興会山口県支部

協力:山口銀鱗会、玖北漁協、JOFI広島、サンライン、マルト

参加者数:生徒16名、講師役員20名

JOFI広島講師:太田氏、平田氏、三角氏、富樫氏


山口県錦川上流の玖北漁協管内で毎年開催されている鮎釣り教室に講師として参加。最初に日釣振山口県支部長の挨拶、続いて玖北漁協組合長、講師の銀鱗会の紹介、JOFI広島の紹介の後、釣り教室が開講された。


座学講習1時限目は安全講習。JOFI広島の富樫氏より,水中の石が滑りやすいことで発生する事故防止、帽子に装着する老眼鏡レンズによる燃焼事故例などの解説があった。2時限目は鮎の話。JOFI広島の太田氏より,鮎がどの様にして大きく育つか珪藻・藍藻の違いと縄張り意識の目覚めとの関係の解説があった。3時限目は仕掛教室。講師が手分けして各テーブルに付き、天上糸、水中糸、ハナカン仕掛、ハリ仕掛等を指導。今回参加された生徒の中には、滋賀県から新幹線、レンタカーを使って参加された方もいた。全国の教室で、鮎の仕掛の指導がある教室はほとんどなく、本格的に指導してもらえるので参加された様子。


午前中の座学後、午後から実釣に入った。ほぼマンツーマンの指導で、多い方は10匹近く掛けていた。解禁一週間後の釣り荒れの中、中々上達が早いと感じられた。実釣だけだと鮎の縄張り意識とか、鮎の居る場所とかの基本知識が認識できない。実際のフィールドに出た際、午前中の講義が大変役立っていると思える。16時納竿、教室を開校した林業センターの駐車場に、生徒と講師たちが和やかな顔をして集結した。


釣りの基本をしっかりと学べば、実釣での成果が出てくる。実釣の指導も長年されている方ばかりなので、指導のコツは掴んでいる。ただ、講師に対する対価にボランティア精神を持ち込まれると開催が難しくなると危惧する。日釣振の役員がボランティアで活動することになんら問題はない、しかし期間が限られている鮎釣りでは、釣りができる時は竿を出したい。依頼して来てもらっているのだから謝礼するのが礼儀だと思うが、公益財団法人として稚魚放流、釣り場清掃、釣り教室等全国で開催しているため、予算がないと言われれば仕方ない!それでもどんどん釣人が増え、釣りが盛んになることを期待する。

報告者:太田博文氏

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