2015-08-05

「水辺教室」
~川の生き物を見つけよう~

日 時 平成27年8月2日(日)8時30分~12時

場 所 広島市安佐南区緑井 古川(せせらぎ公園)

参加者 子ども8名,大人8名,スタッフ7名,合計23名

参加費 無料

目 的 自然とふれあい,生き物を観察し,環境問題を考える

主 催 (公財)広島市文化財団 佐東公民館

協 力 環境省環境カウンセラー・金本俊昭氏
    広島県釣りインストラクター連絡機構・佐々木晃二郎氏,村上正雄氏,中木正巳氏

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内 容 
まずはじめにスタッフによる現地の安全確認を行った。昨年は雨による増水のため川へ入ることができなかったが、今年は水深も浅く安全であることを確認した。
8時30分より受付を開始,9時に黒岩氏の司会進行により水辺教室をはじめた。金本講師の講座では,このたび小学生低学年が主体のためわかりやすい言葉を使い、写真などを見せながら保護者にも理解してもらえるように説明があった。
二班に別れた後,子どもに網を持たせ川へ移動,まず金本講師が川に入り、気温、水温、水質、流速などを計測した。一班が右岸、二班は左岸に分かれて生物の採取をはじめた。約一時間後,川から上がり、採取した生物をバケツに入れ公民館に持ち帰った。

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子どもたちは、着替えや水分補給などをすませ、バケツをのぞきこみ自分たちが採取した生物を興味深く観察していた。バケツから生物をバットに移し、同じ種類の生物を集めて仕分けを行い、講師の指導により生物調査一覧表に記入、指標生物による水質判定を行った。例年に比べると、河川環境の変化のせいか生物の種類は少なかったものの,生息していた生物を指標生物一覧表に照らし合わせて、該当する生物による水質判定を行った。結果,カワニナ、コオニヤンマの幼虫等が生息しており,せせらぎ公園の川は「ややきれいな水」と判定。珍しい魚では、カマツカ、ナマズ,ギギの子がいた。

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現地は,昨年8月の集中豪雨による土砂災害の影響で両岸の草木も少なくなり、生物の隠れる場所が少なくなっていた。復活するにはおそらく数年かかると思われる。
猛暑の中の水辺教室ではあったが,無事に終了したことを報告する。

報告者 佐々木晃二郎

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