カテゴリ「会報・記事・報告」の一覧

事業名 海底清掃・海辺清掃活動

実施日時 平成20年10月4日(土)10:30?12:30

実施場所 周防大島町沖家室漁港と駐車場付近

参加者(全20名 内ダイバー9名、監視船3名)
日本釣振興会中国地区支部、NPO法人自然と釣りのネットワーク、ダイビングクラブ・シーライオン(周防大島町)、山口県釣り団体協議会、山口県釣りインストラクター連絡機構

活動内容
 10:30? 作業計画確認
 11:00?12:00 海底清掃作業及び陸上清掃作業
 12:00?12:30 ゴミの分別及び後片付け

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ゴミの量と種類等
陸上のゴミ(20袋)
・缶とペットボトルが多く、その他にはワンカップのビン、乾電池、ライター、焼き網があった。
海中のゴミ(20袋)
・釣り竿、撒き餌カゴ、缶が多かった。
・携帯電話、塗料缶、バケツ、竿立てもあがった。
・袋に入らなかったものでは、編み機、椅子などがあがった。

感想等
・ダイバーの話では海水は予想よりもきれいだそうです。
・ダイビング前に駐在さんから釣り人に声をかけていただいたので、とても協力的であった。
・海中でダイバーが大きなエイに遭遇したそうである。(柳原注:以前から港内でよく見かけられたナルトビエイと思われる。)

記録日時 平成20年10月4日
記録者 柳原好宏

沖家室漁港のスロープを利用してミニボート等で釣りに出られる方を多く見かけるようになりましたので、周防大島町役場に問い合わせましたところ、次の通り回答をいただきましたので参考にしてください。

平成20年7月23日付で周防大島町役場水産課に提出した質問
1 周防大島町内でミニボート等を海に降ろすためにスロープを利用できる漁港がありますか?
2 遊漁者がスロープを利用するためには、どのような手続きが必要ですか?

平成20年8月20日付の回答
1 ミニボートを降ろすためにスロープを利用できる漁港の有無
 質問のスロープについては、漁港施設内の船揚場のことと理解し回答いたします。

この船揚場施設については、漁業者の所有する漁船を修理・整備する場合に陸揚げする施設であり、地元漁協において漁業者間の利用調整を行い利用しているのが現状です。

このため、船揚場施設を利用したい場合は、直接漁協へお問合せしていただきますようお願いします。

2 遊漁者がスロープを利用するために必要な手続き
船揚場施設の利用については、漁協との調整により支障がない場合に、漁港管理者である町長に利用の届けを提出していただくことになります。
様式等については、周防大島町役場水産課にお問合せ下さい。

報告者 柳原好宏 

島根県吉賀町を水源として益田市の日本海に注ぐ高津川が、国土交通省の2007年水質調査で2年連続の日本一に選ばれ、地元関係者に喜びが広がっている。

高津川の水源とされる吉賀町の「一本杉の湧水(ゆうすい)」は環境省の平成の名水百選にも選ばれ、毎年6月に雨乞(あまご)い神事が開かれる。中谷勝町長(63)は「自然に根差した暮らしの素晴らしさを再認識している」と2年連続の栄誉を喜ぶ。

高津川を生かしたまちづくりに取り組む特定非営利活動法人(NPO法人)アンダンテ21の吉田篤志理事長(54)は「県外からも多くの観光客に訪れてもらえるよう、さらに情報発信を進めたい」と意気込む。

特産アユの知名度アップに期待するのは高津川漁協の喜島仁組合長(63)。「農林業の関係者とも協力し、農産物や木材とともにブランド確立を図る」と話す。

2008年8月14日中国新聞

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平成19年11月18日(日)午後11時より、第18回サツキマス幼魚放流会を、今年も広島県山県郡安芸太田町加計・程原の河原で行いました。

一昨年の台風14号の増水にはじまり、昨年は台風13号の大雨で太田川はひどい有様です。さらに今年は雨が少なく、水不足による水位低下・・・と、太田川は水生生物にとってますます住みにくくなっています。
今年は、程原の河原の放流場所の近くに受付を設置し、一昨年新調したサルモプロジェクトの横断幕を掲げました。昨日までの温かさとは打って変わって、当日の気温は6度、天候は曇り時々晴れ、日陰にいると肌寒いといった感じでした。午前10時過ぎには早くも放流魚が到着し、参加者の到着を待ちました。
午前11時前には28人の参加者が集まり、開会行事と放流時の注意をした後に放流を開始しました。

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今年のサツキマスの幼魚は、体長約13?15cm、重さ約30?40g前後の大きさです。放流魚の数は、昨年度並みの約1300尾、大人や子ども合わせて32人の参加者で、ゆっくりと約1時間かけてサツキマスの幼魚を放流しました。参加者はそれぞれ手に持ったバケツにたくさんの幼魚を入れてもらい、思い思いの場所で何度も何度も放流しました。なかには、「バイバイ、大きくなってまた帰ってきてね。」とやさしく声をかけながら放流する親子の姿も見られ、ほのぼのとした気持ちになりました。

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今年も、来年の5月に大きく成長したサツキマスが遡上してくる姿を思い浮かべ、また、忙しい中、参加してくださった多くの皆さんに感謝しながら放流会を無事終了しました。
放流後、猪肉をメインに焼き肉パーティーをしました。塩コショウの味付けで、とてもおいしかったです。

サルモプロジェクト実行委員会では、サツキマスを通して水のこと、自然のことを学び、子どもたちにより良いものを手渡したいと願っています。放流されたサツキマスの幼魚が大きくなり、気持ちの良い故郷の川『大田川』に帰ってくることを願うという主旨で活動を続けています。しかしながら、たくさんの皆さんの協力がなければ実行できないものです。放流基金へのご協力をよろしくお願いいたします。

連絡先 齋藤 082?294?4213  
サルモプロジェクト・メールアドレス salmo_1990@yahoo.co.jp

報告 Salmoプロジェクト実行委員会  中木正巳(JOFI広島会員)

太田川に稚アユを放流する漁協組合員

太田川漁協(広島市安佐北区)は21日、安佐南区の3カ所で太田川への稚アユの放流を始めた。
今年は水量が豊富で、水温が順調に上がれば大きく育つという。

これまで6月1日だった釣りの解禁日も、5月20日に早める方向で調整している。
漁協は5月8日までに、計110万匹を放流する。
秋には産卵前の親魚を放流する試みを続けており、昨年並みの30万匹以上の天然遡上(そじょう)も期待している。

2008年4月22日 中国新聞朝刊

衛星画像
 

島根県沿岸の日本海で今月上旬から植物プランクトンである円石藻(えんせきそう)の一種が大量発生し、海の色が緑色がかるほど変色していることが17日、分かった。これまで国内では福岡市沖の博多湾や東京湾など閉鎖性が比較的高い水域で確認されているが、日本海側では珍しいという。毒性はなく、魚介類への影響はない。

 県水産技術センター(浜田市)によると、変色が確認されたのは6日ごろ。ほぼ沿岸全域で明るい緑色がかったり、青白く見えたりするという。海水を調査した結果、ハプト藻の仲間の円石藻の一種が大量に見つかった。17日までに県西部では変色は終息に向かっているが、東部では依然として見られる。

 県沿岸で円石藻が大量発生したのは初めて。通常、春はプランクトンが発生しやすいが、センターは「原因は不明」としている。魚介類への毒性はないものの、汚濁がひどくなれば漁業活動に影響が出る可能性もあるという。

【写真説明】円石藻の大量発生による島根県沖の変色が確認できる衛星画像。白の部分は雲(8日、簡易大気補正済み輝度画像)=宇宙航空研究開発機構(JAXA)提供

2008年4月18日 中国新聞朝刊

広島湾の保全と再生をテーマにしたシンポジウムが2月27日、広島市中区の広島YMCAであり、市民ら約300人が身近な海を守る方策について理解を深めた。

中国地方整備局の藤田武彦局長が基調講演。広島湾の再生などに向けた行動計画を紹介した。

続くパネル討議には、地御前漁協の川崎健さん(46)ら7人が登壇。比治山大の山田知子准教授は「海の知識を深める『広島湾学』という学問があってもいい」と提案した。

【トークセッション】
コーディネーター
岡田光正氏(広島大学大学院工学研究科教授/広島湾再生推進会議アドバイザー)

プレゼンター
平田 靖 氏  「かき養殖を中心とした広島湾の生物生産」
 広島県立総合技術研究所 水産海洋技術センター 副主任研究員

川崎 健 氏  「かき養殖への挑戦」
 地御前漁業協同組合

原田優子 氏  「広島の海の幸」
 学校法人原田学園 広島酔心調理師専門学校 校長

中村 成朗 氏 「広島湾域の交流と連携による地域活性化」
 広島湾ベイエリア・海生都市圏研究協議会 運営委員長

山田 知子 氏 「地域との協働による広島湾の魅力の発見とその活用」
 比治山大学 現代文学部 地域文化政策学科 准教授

藤田 武彦 氏
 国土交通省 中国地方整備局長

農林水産省は15日、国内で初となる細菌「エドワジエラ・イクタルリ」によるアユの感染死が山口、広島、東京の3都県で確認したと発表した。岩国市の錦川での被害が最も多く、昨年9、10の両月で1400匹が死んだとみられる。東南アジアから菌が入ってきた可能性が高いという。人体への影響はないが、漁業被害が懸念され、農水省は全国調査に乗り出した。

山口県によると、錦川下流で9月に入ってアユが死んでいるとの報告があり、9月28日に現地を調査。5カ所で計35匹の死骸(しがい)を見つけた。外見上は大きな変化はないが、肛門(こうもん)周辺が赤くなるなどの特徴があった。水産総合研究センター養殖研究所(三重県南勢町)で検査したところ、エドワジエラ・イクタルリによる感染死と判明した。

また、広島県北部の江の川でも昨年10月、変死したアユが持ち込まれ、県が広島大などに検査を依頼。腎臓から同じ細菌を検出した。

エドワジエラ・イクタルリは、アメリカナマズや東南アジアのナマズの腸敗血症の原因菌。人体への影響はないとされるものの、感染力が比較的強く、漁業に影響が出るため、農水省は都道府県から25日までの報告を求めている。

山口県は15日、県内の漁協や養殖業者らを緊急に集め、4、5月両月の稚アユの放流前に検査をする方針を伝えた。広島県も同日、県内水面漁協連合会に放流用種苗の保菌検査などを指導した。

※エドワジエラ・イクタルリ
ナマズの腸敗血症の原因菌で、北米やタイ、ベトナム、インドネシアなどで発生している。米国の養殖場ではワクチン接種などで対応している。20度以上の水温で発生しやすい半面、37度以上では増殖せず、人の健康への影響はないという。日本には存在しないとされてきたが、今回の調査で国内のアユも感染死すねことが判明した。

2008年2月16日中国新聞朝刊

アユの大量死アユの死骸発見現場

 三次市などの江の川流域で、ハエ(オイカワ)釣りがピークを迎えている。
防寒着に身を包んだ愛釣家たちは、微妙な当たりを楽しみながら、糸を垂らしていた。
カワウから逃れるためにハエが隠れているとみられ、全体的に釣果は振るわない。
しかし、同市塩町の美波羅川ではほぼ毎日、釣り人が体長10センチ前後のハエを狙う。
厳冬期のハエは寒バエといわれ、味が良い。
空揚げなどで食べるとおいしいという。

2008年2月1日中国新聞

 春の稚アユ放流に備え、三原市の本郷沼田川漁協(七川松美組合長)は、沼田川の水面上にテグスを張り、魚を捕食する野鳥カワウを遠ざける食害対策に乗り出す。
同市本郷町船木の営巣地に近い3カ所を選び、10日、川を管理する県尾三建設局と協議した。
同漁協の計画では、川面の上に両岸からテグスを張り渡し、カワウの着水を妨げる。
1カ所に10数本、約20メートル間隔でガードレール支柱などにくくり付ける。

2008年1月11日中国新聞朝刊