開催日 平成20年10月4日(土)
開催場所 広島県廿日市市佐伯町所山 七瀬川渓流釣り場(℡0829-72-1446)
10月4日(土)快晴、午前8時広島市西区の三篠小学校をマイクロバス2台で出発、廿日市市佐伯町所山にある七瀬川渓流釣場へ向かった。
車中では、教本を使っての釣り教室を開き、ハリ結びの講習では手造りの大型釣りバリにハリス代わりのロープでハリ結びを各自が挑戦するなど、保護者を交えての実習も行った。
現地到着後駐車場中央に集合、太田博文広島県支部長の挨拶と八田士郎広島県釣りインストラクター会長の挨拶、続いて伊藤渓流釣り場オーナーの挨拶の後、20008年ハローフィッシング「少年少女・渓流釣り体験教室」の実釣指導をはじめた。
藤本(繁)釣りインストラクターが、イクラを使った場合の餌付けを教えた後実釣へ。ウキの棚を調整した後、静かに振り込んで当りを待つとスーとウキが沈み、手首を返して合わせると、20cmのパーマークも鮮やかなアマゴが掛かった。
上顎に掛かったハリを外す方法、ハリを飲み込んだら割箸で簡単に外す方法を教え、4年生から順に竿とエサ(イクラ、みみず)を受け取って思い思いのポイントに。
昨年は水温が高く魚の活性が低い非常に釣りにくく、今年もつい先週までそのような状況だったが、この日は絶好調、全員の竿が曲がっていた。
釣り指導は釣りインストラクターの皆さんへお願いし、昼食用の炭を熾し回収したアマゴの内臓を壷抜き処理した後、金串を刺して魚が泳いでいるように「踊り串」を施す、7月JFW鮎祭りで学んだプロの技がここで役立った。
釣りが初めてという児童もいたので、仕掛けの交換が頻繁に必要となった。結構太仕掛だったが、竿の弾力を利用せず強引なやりとりをしているのでトラブルとなった。竿の2番が折れたり、穂先のリリアンが抜けたり色々と生じる…。
昼食は現地の無農薬の新米を6升炊いてもらい、各自が好きなだけ海苔の上にご飯をよそって好みの具を入れた山賊むすびや、巻き寿司風にしたものを家族や友達と食べた。焼いたアマゴも好評で60匹があっという間に無くなり追加で又60匹を焼いた。秋のアウトドアの楽しみである焼き芋は大好評だった。
13時から最長寸を競う大会を開催。30センチを超えるニジマスを放流し、大物を釣り上げる手応えを体感。エサに㈱マルキュー提供のネリエを渡し大物にチャレンジ。しかし子供たちには掛かっても引き寄せることがなかなかできず、保護者と一緒に竿を立てて取り込んでいた。
優勝は安西中1年生の藤沢汐里さん32.8cm、2位は三篠小6年生の田頭郁弥君32.7cm、3位は同寸で三篠小5年生三上賢勇君と同じく5年生の三重野優花さんで32.4cm。
大会終了後はアマゴの稚魚放流をするために上流の禁漁区までマイクロバスで行き、渓谷の小川に放流した。その後釣り場周辺のゴミを拾い、七瀬川渓流釣場を後にし、17時定刻に三篠小学校に到着、釣り上げたアマゴを全員で分けて解散した。
今回でハローフィッシングの補助金が打ち切りとなる話をしたところ、参加者からは継続して釣り普及の教室を行ってほしいという強い要望があった。
主催:(財)日本釣振興会広島県支部
共催:水産庁
協力:広島市立三篠小学校 三篠小学校PTA 広島県釣りインストラクター連絡機構(JOFI広島)