2022-11-01

キジハタ稚魚放流とライトジギング釣り教室

日程:令和4年10月28日(金) 午前6時~16時

場所:宮島沖にて稚魚放流、岩国沖にてライトジギング

放流魚種:キジハタ(アコウ)

参加者:15名(60歳以上6名)、スタッフ5名(60歳以上4名)、船長2名

主催:(公財)日本釣振興会広島県支部

日釣振:太田広島県支部長、中木役員、富樫役員、重村中国支部職員

協力:かめや釣具、広島県釣りインストラクター連絡協議会、下松市栽培漁業センター、(公財)日本釣振興会山口県支部

このたびの事業は、9月に入り募集を始め少し遅かったからか反応がない状況が続いた。そこで山口県支部の協力を得て開催することとなった。広島県組は午前6時ボートパーク広島に集合、山口県組は岩国港に午前7時30分集合。


午前6時30分ボートパーク広島を出港し草津港へ向かった。キジハタ3,000匹を積み込み厳島へ。水深が深く、底引き網が入らないポイントに稚魚を放流した。今回の稚魚は平均寸法63mmとやや大きく、放流後の歩留まりも良いと感じた。広島県組は岩国港沖でライトジギングを開始してもらい、もう一隻で山口県組を迎えに岩国港へ向かった。岩国港は、柱島方面行フェリー乗り場で遊漁船や漁船は停泊できない桟橋だが、(公財)日本釣振興会の活動という理由により申請し着岸の許可を得た。参加者には、ネムハイスクールの先生と生徒4名も含まれていた。


遊漁船の集う岩国港沖で合流したが、ベイトが見えず早々に情島方面に移動。そのポイントにも多くの遊漁船が集まっていた。島と島の間で潮流が速く、多くのベイトの反応もあった。竿出し直後に50cmクラスのヤズが釣れ始めた。このたびの教室では、新たに購入されたレンタル釣具とジグを使用した。レンタルリールはPE3号リーダー10号の頑強使用。潮流が早いとジグが軽くてなかなか底が取れない。底取りが重要のためそれに合ったジグの選定が必要となる。しかし、その場のベイトのサイズが小さいと、小さくて重いジグが必要となる。タングステンで造られたジグが今のところ最適なのだが、余りにも高価!素早く鉛のジク40gから60gのジクに交換した生徒に釣果があった。自前のタングステン60gジグ、PE1.5号のリールで釣果を上げた生徒もいた。今後、ライトジギング教室を開催する上での留意点と感じられた。


生徒全員に釣果があり15時前に納竿とした。高校生たちも平均4匹と若いだけあって直ぐにライトジギングに慣れたようだ。講師は、魚の鋭い歯で一瞬に道糸のPEを切られた仕掛けの補修と、PEとリーダーを結束する作業に追われた。このたびは、鮎の編み込み台を持ち込んで対応した。釣魚のタモ入れはタイミングが大切。タモ入れを焦り海中に早く入れると最後の力を絞って反転し10号のリーダーを切ることもある。魚の頭が近づいてからもタモを見せず、直前に頭方向からタモ入れ。タモ入れを失敗してもタモで追わないことも鉄則。魚の〆方も大切な作業。持ち帰った魚を美味しくいただくことは、次の釣りに繋がる。


先に岩国港で生徒を降ろしボートパーク広島へ向かい、帰着は16時15分。下船後、解散の挨拶をして事業を終了した。

釣魚:ハマチ、ヤズ、サワラ、サゴシ、スズキ、エイ(放流)

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