2021-06-29

錦川鮎釣り教室


日程 令和3年6月27日(日) 9時~16時

場所 錦川漁協会議室 

実釣場所 錦川南桑地区

参加者 15名

JOFI参加者 太田、平田、三角、富樫

内容
曇天の午前8時、岩国市の錦川漁協に到着。仕掛教室用資材を会議室に運び入れる。昨年は、午前中から降り続いた雨で増水、警報のサイレンが鳴り、午後からの実釣は中止となったが、今回は大丈夫そう。8時30分受付開始、15名の生徒(内女性3名)のなかには、何回も参加されている方もいる。夫婦で参加の方や鵜飼い船の女性船頭さんは、昨年に引き続いての参加。

午前9時、まず錦川組合長の挨拶後、協賛企業の㈱シマノ、㈱サンライン、㈱マルトを後援として、(公財)日本釣振興会山口県支部の紹介があった。講義開始は、鮎釣りの安全講習。川で遭遇する危険回避する知識。怪我をした際、緊急手当でテーピングテープを使った方法などの講習を富樫氏が行った。後方のテーブルでは、実釣で使うハナカン仕掛、三本イカリなどを平田氏、三角氏、他数名で作業してもらった。

鮎の講義では、鮎の生態から鮎釣りの歴史、また様々な漁法、鮎釣り道具、鮎仕掛の変遷を交えた講義を短い時間で講演する。通常それぞれ90分以上必要な内容だが、割愛し講義した。それぞれが関連性と、歴史がある。じっくりと聞いてほしいところだが、時間が限られているのが残念だ。講義開始90分後から、仕掛教室。水中糸に目印を付けるところから始まった。その際、「なぜ目印が必要なのか?」といった質問も出た。「水中の鮎がどうしているのか知るためです」私たちが普通に使っているパーツも初心者には???なんですね。

昼食後、各自で南桑(なぐわ)に移動。到着すると、サンラインの社員さんが、テントと、錦川漁協の幟旗を南桑橋の下に設置していた。鮎釣りの服装に着替え、集合写真撮影。仕掛け作りで講師役となった方が、その生徒さんに付いて指導する完全にマンツーマン指導となった。
最初は、鮎竿の扱い方。9m以上の長い振り出し竿で、穂先への天井糸の付け方を指導、竿を伸ばす際はジョイント箇所ではヒネルように竿を伸ばしていく。伸ばしきったら、仕掛けの長さ調整。次は、オトりにハナカンとサカサバリ付けるのだが、その前にハリ仕掛けをサカサバリに付ける。その基本の長さと装着方法の指導。


次に引き船からアユダモにオトリ鮎を移し、ハナカンを付ける。最初は講師が見本を見せる。後は、竿の持ち方。穂先がブレると、オトリが安定せず弱る原因ともなる。脇をしめて軽く持つ!強く握ると疲れるのと、オトリの動きが判り難い。実釣中は、竿の角度を指導。オトリを動かすのでなく釣り人自身の立ち位置を変えることで、下竿から上竿になることを指導。最後には、生徒自身がハナカンを通し、サカサバリを打つ練習をして終えた。

途中、熱中症予防で水分をとるようにと伝えたが、持ち込んでなく、今後の教室開催の留意点としたい。高齢者から若者、夫婦の参加と、多岐にわたる生徒さんは、非常に熱心で、今後も教室を続けて開催されることを望みます。

報告者:太田博文

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