2020-10-19

家族で楽しむアウトドア~ハゼ釣り教室~

日時 令和2年10月18日(日)9:00~12:00

場所 太田川放水路右岸可部線鉄橋付近

主催 (公財)広島市文化財団三篠公民館

潮流 大潮+異常潮位、10時32分満潮

参加者 9家族26名、公民館2名、JOFI広島6名(佐々木、太田、中木、村上、平田、富樫)


この日は秋から冬へ変わる季節の変わり目がはっきりした肌寒い朝だった。8時30分役員が集合し準備にとりかかった。先々週の祇園公民館主催のハゼ釣り教室では全員釣れず【坊主】だった。二週間経った今回は、どうなるのか…?

はじめに、釣りインストラクター富樫講師から安全に釣りをするため救命胴衣の着用方法などの講習があった。開会式では、ハゼが釣れない理由として、①カワウが原因では、②昨年の大雨で土砂流入によるエサ不足では、③高水温によりハゼが産卵に遡上していない、など3点の理由が考えられる、またこのたびのハゼ釣り教室では、釣りの基本をしっかりと学び次に生かしてほしいと挨拶があった。


次に、投げ竿の伸ばし方、リールの使い方、釣り終わってから自宅でのメンテナンスのやり方などを解説し、実際に投げ方講習に入った。①竿はリールと共に持つ、②リールを上にして構える、③後方の安全確認、④前方の仕掛投入ポイントの確認、⑤ベールを外し、竿尻を持った手を手前に引く、⑥竿先が真上(12時)を過ぎ11時の角度になった時に道糸を抑えていた指を離す、⑦竿先を狙うポイントへ向け10時の角度に保つ、⑧オモリが着水と同時に道糸を止め、仕掛けをオモリより前方へ送る(上級者用)


このたびの参加者には、子どもたちや保護者も救命胴衣を着用した家族も見受けられたが、保護者も含めて初心者が多かった。大潮の異常潮位の予報通りに護岸から川水が溢れて低地に溜まるようになった。ここまで水位の上昇を見たのははじめてのことだった。なかなか竿が曲がらないと子どもたちも飽きてくるかなと不安があったが、集中が切れることなく熱心に投げていた。


11時前に「釣れた!」という声で振り返ると、女の子が約16cmの立派なハゼを釣り上げていた。良かった!うれしい貴重な一匹となった。11時30分より釣り場清掃。地域の方々が、散歩がてらにゴミ袋と手ばさみを持って河川清掃をされているのでゴミはほとんどなかった。全員集合後、ハゼ釣り教室の講評では、格段に竿さばきが上手くなったことを誉め、貴重なハゼを釣り上げた方を紹介した。まとめでは、新型コロナウイルスの影響で釣り場を訪れる釣人が増え、釣り場にゴミ、騒音を残し去っていく。その多くの釣り場が立入禁止となり釣りができなくなっている。地元の方が非常に迷惑を被っている事例をあげ、マナーを守り楽しく釣りをしてほしいとお願いし教室を終了した。
後日、公民館から届いたお礼文には「丁寧に教えていただき釣りの一通りの流れを体験できた」や「家族でまた釣りをしたい」などの感想が寄せられた。

報告者:太田博文氏


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