2019-08-07

水辺教室~川の生き物を見つけよう~

日時 令和元年7月28日(日) 9:00~12:00

場所 佐東公民館・古川(せせらぎ公園)

対象 小学生とその保護者

参加者 7家族,子ども9名,大人7名,スタッフ5名,計21名

参加費 無料

主催 (公財)広島市文化財団 佐東公民館

協力 環境省,広島県釣りインストラクター連絡機構

講師 金本俊昭氏、中木正巳氏、村上正雄氏、佐々木晃二郎氏


内容
7月24日(水)佐東公民館でスタッフによる最終打ち合わせをした。現地(古川)へ行き、水辺教室を開催する場所へ到着すると金本氏が川へ入り水生生物を採取する。梅雨時期に降った雨で増水した小さい河川は度々状態が変化するが、幸いに余り変化が見られなかった。例年程度の水生生物が採取できたので当日に期待して事前調査を終了した。


当日7時30分に公民館に集合,再度川の状況を確認しようとした時,急に雲行きが怪しくなり大粒の雨が降り出した。しばらく車の中で雨宿り、小雨になり川の状況を確認して公民館へ引き返した。午前8時受付開始のため,手分けをして会場準備をした。参加者も三々五々集まり、A班、B班の二班に分け座学に入る。弘中主事の司会進行、開会の挨拶、講師の紹介、色々な注意事項があり、早速、金本講師より本日学習する水生生物に関わる教材を配布、学習の要点を説明、夏休みの宿題として勉強をするようにとアドバイスがあった。


親子に採取用の網を持たせ、9時過ぎに現地(古川)へ移動する。到着後子どもたちに救命胴着を着用させる。まず講師が川へ入り天候、気温、水温、流速、水深、川幅などを計測する。A班は左岸、B班は右岸と二班に分かれて親子で川に入り、水生生物の採取に入る。水草や岩陰に潜んでいる水生昆虫や魚類を親子で一生懸命採取している姿は本当に楽しそうであった。約30分と短い採取時間だったがヤゴ類、トビゲラ類、カワニナ、台湾シジミ魚ではドンコ、シマドジョウ、ムギツク、メダカ、カワムツ、モクズカニ、ミナミヌマエビ、中でも絶滅危惧種の珍しいオヤニラミが採取できたことはとても貴重な成果となった。


採取した水生生物を公民館へ持ち帰り、班ごとのバットに入れた後、水分補給、着替え、トイレなどの休憩をとる。講師の指導により、採取した生物を仕分けをして、同じ生物をシャーレに集め、自分の好きな生物を観察、写生する。まとめとして、生物の記録用紙や水質階級による指標生物一覧表に仕分けした生物の数量等を講師の説明を聞きながら用紙に記入した。古川の水を化学薬品を使いパックテストも行い、水質階級指標生物一覧表により、古川の水質はやや綺麗な川と判断された。


最後に子どもたち一人ずつから感想を述べてもらい、古川がもっと綺麗な川になるようにと皆で見守ることを約束し、アンケートを記入してもらい本日の水辺教室を終了した。
梅雨明けと同時に猛暑となり、当日も湿度が高く、汗ビッショリ!何はともあれ事故もケガもなく無事終了したことに安堵の息をつくことができた。

報告者:佐々木晃二郎氏

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