広島市安佐北区可部町今井田地区の太田川沿いに親水公園を設置しようと、住民や地元各種団体が一体となり取り組んでいる。10日には稚アユを放流するイベントを開催。機運を高めつつ、本年度中の構想策定を目指す。
地元自治会や社会福祉協議会、日本釣振興会県支部、太田川漁協など17団体が昨年10月、「親水釣り公園協議会」を設立。太田川を地域資源として活用し、まちづくりにつなげようと、月1回ペースで会合を重ねている。
協議会は、可部町今井田の安佐北大橋から下流約1㌔の左岸を建設地と想定。親子で楽しめる釣り場や広場、グラウンドゴルフ場の整備を検討している。
河川管理者の国土交通省太田川河川事務所とも協議し、建設時期や規模、整備手法も詰めていくとしている。
安佐北大橋のたもとで10日開いたイベントには、約160人が参加。稚アユ約1万3千匹をバケツで放した。岸や近くのゴミ拾いもした。
協議会の川崎隆司事務局長(67)は「今後もイベントを開催し、建設ムードを盛り上げたい」と話している。
2010年4月13日中国新聞
投稿者: jofi/カテゴリ:会報・記事・報告