2009-09-09

第32回海難防止訓練

0909062.jpg0909063.jpg0909064.jpg0909061.jpg

実施日時 平成21年9月6日(日)10:00?12:00

実施場所 山口県周南市 徳山海上保安部

活動内容
 10:00開始
 開会行事
  山口県磯釣連合会会長あいさつ
 研修(会議室)
 「ライフジャケットの正しい着用」
 ・着用の効果
   落水時の危険を防ぐ。
 ・種類
   浮力体タイプ(股紐を忘れずに通すこと)
   膨張式ショルダータイプ(一度使うとボンベの交換が必要)
   膨張式ウェストタイプ(上下裏表の確認が必要)
   膨張式ポーチタイプ(本体を腹側に着用)
・救助を待つ間の注意点
   膨張式で空気が足りない場合、口で補給。
   笛でまわりに知らせる。
・救助を待つ間の姿勢
   前屈みに体を丸める。(体温保持)
   体力を温存する。
 ・膨張式ライフジャケットの点検(はひふへほ)
   バックルが破損していないか。
   紐が外に出ているか。
   膨らむ本体が破損してないか。
   ベルトが破損してないか。
   膨張装置の各部品の点検
 実技(武道場)
 ・姿勢の取り方
   要救助者自身が一番楽な姿勢を保つようにすること。
   心臓が苦しい人は体を水平にしてはいけない。(血液の流れの関係)
 ・搬送法
   運ぶ人が樂なほど、運ばれる人に苦痛が少ない。
 ・止血法
   圧迫止血が基本。
   普段から、三角巾やタオルなどで練習しておくこと。
 ・心肺蘇生法
   胸骨圧迫とAEDの使用。
 ・まとめ 
   その時に自分がどう動けるか。
   自分ができることをいかにイメージできるか。
   そのイメージが1秒でもできることで、対応が違ってくる。

 閉会行事
  救難警備課長講評
着ちょる(ライフジャケット)
   持っちょる(携帯電話)
   知っちょる(118番)
 12:00終了 解散

[感想等]
・搬送法は介護にも役立つ内容であった。コツを知らないと、岩場では運ぶ人も危険にさらされることがよく分かった。
・実技の講師は潜水士だが、救命救急士の資格も取得されていたので、三角巾での止血例がみごとであった。
・心肺蘇生法のまとめとして、講師3名が、倒れている人を見つけた場合の実習を見せてくださった。とてもてきぱきとしていて、発見からAEDのボタンを押すまで、1分10秒しかかからなかったのにはびっくりした。(1分経過するごとに救命率は10%ずつ低下するそうである。)

記録者 柳原好宏

コメントする

コメント: