2006-10-01

公認釣りインストラクター(釣り指導員)とは

 年間延ベ4,800万人(平成13年度漁業センサス)に達する釣り人に、健全なレクリエーションとして、あるいはエコロジカルスポーツとしての釣りと、釣り場をとりまく水産資源の保護、自然環境保全の知識を普及させ、釣り技術と合わせ、釣り場での安全確保、釣り場でのルールマナーなどの指導をおこなうことを目的とした、ボランテイア活動のための公的資格です。

平成4年から水産庁の助成金を得てはじまりました。

 資格の取得は年1回全国数箇所で開催される釣りインストラクター養成講習会(2日間、12項目)を受講し、全国一斉に行われる資格試験(筆記試験、論文、実技試験、面接)に合格した人が、正式に登録して釣りインストラクターになることができます。
釣りインストラクターの資格認定は、事業の主体である(社)全日本釣り団体協議会 インストラクター審査委員会が行います。

インストラクターの区分は、海面、内水面の2種あります。

任務は
①一般の釣り人に対し、釣りの技術、釣り場でのマナーおよびルール、水産資源の保護意識の向上、環境保全、釣り場での安全等について具体的に指導する。
②各種釣り大会等により開催される講習会の講師として出席の要請があったときは、積極的に対応する。
③地方公共団体における遊漁関係事業の実施に必要であると要請があったときは、アドバイスするなど積極的に対応する。

養成講習会受講料(教材費、国の助成金を含む)  1万円
資格試験受験料                     1万円
登録費(登録認定証、バッジ、エンブレム、ワッペンを含む)1万円
(登録資格は3ヵ年、再登録には以後3年間につき5000円が必要)

受講、受験資格については一切の制限を排除した、オープンなものと定められており20才以上の日本国民であれば、だれでもかまいません。
現在までの資格取得者は2600人。それぞれの地域で開かれる釣り場清掃や、青少年の指導、環境の保全などの任務にあたることになっています。

コメントする

コメント: