2008-07-25

JFW親水太田川鮎祭り 開催!

テント設営打ち合わせも真剣ですもうすぐ受付開始です

7月21日の鮎祭りは心配していた台風の影響もなく穏やかな快晴の朝を迎えた。午前5時40分に現地到着し会場設営の準備にとりかかった。説営業者にテントやトイレの位置を指示し、テントができあがる頃には鮎友釣りの講師たちやJOFI広島の方々が集合。受付の段取り、友釣りの講習会の段取り等を書いた指示書を手渡し、スムーズに運営できるように協力をお願い、太田川漁業協同組合の方々にも協力してもらいテーブルを配置し来場者を待った。

中国地区支部長の平口洋氏です右から司会の久保田氏、支部長の平口洋氏、太田川漁協組合長の西田史郎氏、左端は驛氏です広島県支部長の太田博文氏です

7時30分の受付開始前から、年齢別に分けたテーブルの前に参加者が並び始めた。8時開始の開会式を過ぎたが少し開会式を遅らせ、8時15分よりJOFI広島・久保田氏司会のもと「JFW親水太田川鮎祭り」を始めた。(財)日本釣振興会中国地区支部支部長・平口洋氏の挨拶、太田川漁業協同組合組合長・西田史郎氏の挨拶、続いて(財)日釣振広島県支部長・太田博文氏より、①肖像権についてのお願い、②河原の石は動くこともあるので決して走ってはいけない、③保護者は児童から絶対目を離さない、④熱中症対策として水分の補給に充分気を付ける等の注意事項があった。

つかみ取りですつかみ取りです鮎はどこ?

鮎のつかみ取りは、年齢別に4組に分けて行い、子供用Jリーグの帽子を4色用意し年齢別に被ってもらい、中木正巳釣りインストラクターの指導により開催。

取ったど?dpp_0067.jpg早く?

よっしゃ?塩はこうやって…美味そ?

こうやって刺すんよ…?待ち通しね?太田川漁協のトラックで鮎を運びました

開催日3日前、太田川本流脇に建設機械を入れ水深の違う3つのプールをつくり、そこに鮎を合計940匹放流。子どもたちの元気の良い歓声があがった。鮎を掴んで保護者の持つ袋に入れるが、「一人4匹までよ」という声も空しく、勢いで掴む児童もおれば、元気に泳ぐ鮎にびっくりしたり、せっかく囲いのビニールの上に跳ねてあがっているのにその鮎をつかめない児童も…。つかみ取りの鮎は、料理店を経営するプロの料理人の指導の下、金串で泳いでいるように刺して炭火で焼き、家族で弁当を広げ一緒に食べていました。なかには取った鮎を何匹も食べている児童もいたようです。

dpp_0029.jpgキャスティング競技です順序よく並んでます

空いた時間を利用して、のべ竿でキャスティング競技をしてもらいました。鮎釣りの中でオトリを直接ポイントに入れる練習と渓流での仕掛けの投入の練習にもなり、ゲーム感覚で遊んでもらうように企画。子供から大人まで簡単に遊べるように、ゴムホースを少し離れたところに置いたバケツの中に入れる競技です。最初は1つのバケツで試したがなかなか入りません。そこで3つのバケツを使うことに。タライでは簡単すぎて面白みがなく何度かやると極まれに入る難しさのほうが興味を持つようでした。

友釣り教室…最年少頑張れ!友釣り教室…真剣です友釣り教室…釣れんの?

友釣り教室には27名の参加者と同数の講師に指導してもらいました。講師達がくじ引きで生徒を選び、最初は、二つのゴムホースを組み合わせたもので引き抜きの練習をしました。流れに乗せある程度引っ張る感じのホースを竿の弾力を使って抜き、タモの中に入れる練習です。実際、野鮎が掛った場合、取り込みに苦労する初心者が多く、この練習をすることで竿の弾力を使って抜く事を理解でき、取り込みの自信にも繋がるので、全員にチャレンジしてもらいました。

今回配った60匹のオトリではなかなか掛らず、苦労した講師が多く、中には手持ちの天然オトリを生徒に渡し4匹も釣らせた講師もおりました。野鮎はたくさん見えており、オトリさえ良かったらいくらでも掛ったのに…と講師のほとんどの方が言っておりました。生徒の中には3名の児童と3名の女性が参加していました。高齢な方もおられましたが、皆さん最後まで野鮎を狙って竿を出していました。

清掃です清掃ありがとうゴミの仕分けです

11時30分に全員が集合し、周辺のゴミ拾いを行いました。当日は「広島市クリーンキャンペーンの日」と重なり、集めたゴミは軽トラック一杯になり太田川漁協に処理をお願いしました。ゴミの多くは災害で流れ着いたもので、釣り人関連のものはほとんどありませんでした。その後児童に川辺に集まってもらい、鮎を500匹放流しました。

鮎の放流です鮎の放流です大きくなってね?

最後に、鮎釣り教室で一番多く釣った参加者と講師にそれぞれクーラーをプレゼントしました。次にスタッフを含めた全員でジャンケン大会を行い、協賛各社からの賞品をプレゼントし大いに盛り上がりました。

ジャンケン大会八田士郎氏から閉会の言葉集合写真

閉会式では八田理事の挨拶で今回の鮎祭りを無事終了いたしました。

今回の反省点として、
①大量応募の参加者の処理が遅れ、予定の1.5倍以上の参加者となった。
②友釣りの設定年齢の見直し[次回からは中学生以上とする]
③鮎に串を刺す場所にテントがなく役員が苦労した
④串を刺すのは保護者にお願いしたが、中々できず役員が行った
⑤鮎を焼くU字ブロックを10個用意したが、それでも足らず長い行列ができた
⑥オトリ鮎が白くエサ切りが悪いのか全く掛らなかった[講師から来年は天然鮎を希望するとの声]
⑦つかみ取りプールの水深が浅くすぐに終わってしまった[約8分(予定25分)]
⑧ビニールで囲ったため水が入れ替わらず、酸素不足で鮎がすぐに弱った
⑨そのプールの水が児童の動きで濁り、その泥にごりで鮎が見えなくなった(不衛生では?)
⑩河川敷でのテントやトイレを設置する際、国土交通省に届ける必要があった(指摘により申請)

平成20年7月23日 (財)日釣振広島県支部長 太田博文

コメントは許可されていません。