2022-07-05

マコガレイ稚魚放流
2022水辺感謝の日


日時 令和4年年7月1日(金) 11:00~12:00

場所 江田島市ヒューマンビーチ長瀬

放流稚魚 マコガレイ稚魚4,000匹

主催 公益財団法人 日本釣振興会 広島県支部 支部長 太田博文氏

協力 江田島市、中町小学校、鹿川小学校、近隣住民の方々、
   広島県釣りインストラクター連絡機構(JOFI広島)、
   下松市栽培漁業センター

参加者
(公財)日本釣振興会/太田氏、富樫氏、藤井氏、重村氏、佐久間氏、平口顧問、平口秘書
JOFI広島/平田氏、村上氏、三角氏、和田氏
下松市栽培漁業センター/糸原氏
中町小学校・鹿川小学校/生徒38名、先生3名
江田島市/土手氏、泊野氏、藤井氏、他1名
近隣住民/5家族、大人5名、幼児8名、合計73名


 
内容
7月初日というのに早朝から暑苦しく梅雨明けした広島の気温はすでに30度を超えていた。午前8時前に広島港三高港行フェリー乗り場に到着。
日本釣振興会広島県支部から太田支部長と富樫氏、JOFI広島から平田氏、村上氏、三角氏、日釣振中国地区支部から藤井地区支部長と重村氏、下松市栽培漁業センター糸原氏がフェリーに乗船した。約30分の航行は、広島湾の島々を眺めながらの打合せにちょうど良い時間。到着後、新しくなった三高港待合室の横を通り放流会場へ向かった。
今回の放流で6度目となる長瀬海岸は、海水浴場としての設備が整っており、着替えやトイレ、放流道具洗浄ができる水道施設も整備されている。また、沖には牡蠣筏がひしめき、底引き網漁ができない水域で、稚魚が成育する安全でエサもある素晴らしい環境を持った場所でもある。


10時30分に、中町小学校、鹿川小学校の生徒38名と引率の先生3名が到着、江田島市水産課職員さんが用意した3つのテントに集合した。富樫氏による安全教室を開始。まず、救命胴衣の装着では、必ず股の紐を付けること。そうしないと、落水した際、救命胴衣がすっぽ抜けるなどを説明、今回使用した救命具は二通り。大人用の膨張式救命具と一般の救命胴衣。5年生ともなると身長も高く体格も良い。今回も地区支部所有の大きな救命具を使用した。もうすぐ夏休みが始まるので、海水浴の離岸流で沖に流された際の対応、川遊びで流された際の対応など、命に係わる事故にならないよう講義した。はじめは、ざわざわした生徒の様子が、しばらくすると真剣に耳を傾けてくれる姿が見受けられた。

11時から水産課藤井氏の司会進行で、まず衆議院議員平口洋先生が、広島湾の環境問題と魚や牡蠣を絡めての談話があった。続いて土手副市長より、放流の成果が如実に出ており、釣り番組でも紹介されているなど明岳市長の挨拶文を代読。続いて下松市栽培漁業センター職員の糸原氏から今回のマコガレイの稚魚が卵から孵った時には、口も肛門もなくお腹についている栄養袋で育ち、ワムシを与えると口ができ肛門もできる。また最初は普通の魚のように泳ぎ、徐々に横向きになって目も移動するなど、説明していただいた。

続いて、砂浜において『稚魚放流』『水辺感謝の日』の横断幕で集合写真を撮影した。その間スタッフがバケツに稚魚を移し放流の準備をし、集まった子どもたちにバケツを手渡した。水辺に並んで一斉に放流。それを何度か繰り返した。


放流後、砂浜清掃に移った。前日、海上自衛隊の卒業記念で海岸清掃を行ったため、ほとんど大きなゴミもなく、流れついた竹が目についた程度だった。
閉会にあたり、太田広島県支部長が御礼の挨拶をしたのち、藤井中国地区支部長から挨拶をいただいた。
熱中症を心配する気温の中、事故もなく無事に日釣振の行事を終えたことをご報告いたします。

ハプニングとして…、
テント内で生徒が立ち上がった折に膨張式救命具の手動膨張の紐が靴に引っかかり、「ボン」という音と同時に大きく膨らみました。生徒も驚きの顔をしており「大丈夫だよ!心配しないで」と伝えました。私自身膨らむ際にボンベの空気で膨らむ音をはじめて聞きました。周りに心配した同級生が集まり、膨らんだ救命具を興味津々と眺めていました。直ちに新しいものと交換し着用してもらいました。

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