2007-07-10

南方系の有毒魚が瀬戸内海に

有毒魚サツマカサゴ

南方系の有毒魚サツマカサゴが、山口県の上関沖で網にかかった。瀬戸内海で確認されたのは初めて。

地元の漁民が底引き網で捕獲し2日、柳井魚市場(柳井市)に水揚げした。
全長18.7センチのメスで、産卵直前の卵巣があった。

本来、広範囲に回遊する魚種ではなく、調査した水産総合研究センター瀬戸内海区水産研究所(廿日市市)の重田利拓研究員は「現場周辺に居着き、繁殖の可能性がある」と指摘する。

【写真説明】山口県上関町沖で捕れたサツマカサゴ(水産総合研究センター瀬戸内海区水産研究所提供)

平成19年7月6日中国新聞朝刊

コメントは許可されていません。