2010-08-31

第33回海難防止訓練

日時 平成22年8月1日(日)10:00?12:00

場所 山口県周南市 徳山海上保安部

参加者 20名

活動内容
 10:00 開会行事 山口県磯釣連合会会長あいさつ
 
研修(会議室)
 「ライフジャケットの正しい着用」
 ・着用の効果
   落水時の危険を防ぐ。
 ・種類
   浮力体タイプ(股紐を忘れずに通すこと)
   膨張式ショルダータイプ(一度使うとボンベの交換が必要)
   膨張式ウェストタイプ(上下裏表の確認が必要)
   膨張式ポーチタイプ(本体を腹側に着用)
 ・救助を待つ間の注意点
   膨張式で空気が足りない場合、口で補給。
   笛でまわりに知らせる。
 ・救助を待つ間の姿勢
   前屈みに体を丸める。(体温保持)
   体力を温存する。
 ・膨張式ライフジャケットの点検(はひふへほ)
   バックルが破損していないか。
   紐が外に出ているか。
   膨らむ本体が破損してないか。
   ベルトが破損してないか。
   膨張装置の各部品の点検
 ・補足説明(体温保持の重要性)
   水温33度以下から体温低下が始まる。
   たとえ夏であっても長時間、海面に浮かんでいると命の危険がある。

 実技(武道場)
 ・搬送法
   運ぶ人が樂なほど、運ばれる人に苦痛が少ない。
   (実演)
    一人で運ぶ場合。
    二人で運ぶ場合。
    ロープの活用法。
ボートフックとジャケットで担架を作る方法。
 ・心肺蘇生法
   胸骨圧迫とAEDの使用。

 ・まとめ 
   まわりにあるものをできるだけ利用すること。(普段からの練習)
   その時に自分がどう動けるか。
   自分ができることをいかにイメージできるか。

 閉会行事
  救難警備課長講評
   海難防止訓練と「しーちょる君」との関連について
 12:00終了 解散

[感想等]
・一人で搬送する場合は普段から練習していないと、運ぶ人、運ばれる人、双方に負担がかかることが実演を見てよく分かりました。(特に磯の場合は危険が伴う。)
・二人で搬送する場合、足の運びにも留意されていました。(前後の二人が左右逆の足を出す方が安定して運べる。)
・ロープ1本でも使い方によっては、一人でも楽に運べることが分かりました。
・身近な物で担架を作ることができると、運ばれる人はとても樂になります。
・昨年の救難警備課長講評がきっかけとなり、徳山海上保安部マスコットキャラクター「しーちょる君」が誕生し、幟ができていました。この幟は10月に周南市で実施される「親子釣り大会」でお借りして会場に掲揚されることになりました。

報告者 柳原好宏

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